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歯の知覚過敏はどうすれば治る?

知覚過敏とは、冷たいものがしみる、歯ブラシを当てると痛みを感じるといった症状のことを言います。今回は歯の知覚過敏を引き起こす主な原因とその抑制方法について簡単に説明します。 歯は図1のように表層からからエナメル質象牙質歯髄(神経)の順でできています。エナメル質には感覚はありませんが、象牙質には感覚があります。象牙質には無数の象牙細管と呼ばれる管が歯髄に向かって走行しており(図2)、これが歯髄に刺激を伝達する役割を果たしています。象牙質は通常、エナメル質で覆われているのでしみることはありませんが、歯周病で歯肉が痩せたり(図3)、歯ぎしりでエナメル質が崩壊して象牙質が表面に露出すると(2019年6月コラム)、刺激が歯髄に伝達されやすくなります。 ただし象牙質が露出すれば必ず知覚過敏を引き起こす訳ではありません。歯磨きの状態が悪い場合、象牙質表面に付着した歯垢(プラーク)から産出された酸で象牙質表層が溶けて象牙細管が大きく開口して(図4)知覚過敏の症状が出ることがありますが、日常の歯磨きさえきちんとできれば症状が消失する例も数多くあります。 知覚過敏を抑制する方法をいくつか挙げてみます。 シュミテクト®などの知覚過敏抑制歯磨剤は、硝酸カリウムという成分によって象牙細管による刺激伝達を阻害します。 医院で塗布する知覚過敏抑制剤の一つであるシュウ酸は、歯の表層にあるカルシウムと結合してシュウ酸カルシウムという結晶をつくり象牙細管を塞ぎます。また歯の成分であるハイドロキシアパタイトの微粒子を塗布して象牙細管を塞ぐ知覚過敏抑制剤もあります。 知覚過敏が著しい場合は接着性レジンを象牙質表面に充填して象牙質そのものを完全に覆って刺激を遮断する方法もあります。 知覚過敏を引き起こす要因はたくさんありますので、歯科医院を受診して対処法を相談しましょう。

図1
図1 象牙質には歯髄に向かって走行している象牙細管がある

図2
図2 象牙細管が象牙質表面の刺激を歯髄に伝達する

図3
図3 象牙質が露出するので知覚過敏になりやすい

図4
図4 知覚過敏のある象牙質表面は象牙細管が開口している

診療項目

山手通り歯科
住所
〒153-0051 東京都目黒区上目黒1-16-8 Yファームビル3F
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