お知らせ・コラム

歯の表面が白く濁るのはどんな時?

あなたやあなたのお子様の歯は、表面の一部がチョークのように白く濁っていませんか?これは脱灰といって、歯の表面が虫歯菌の出す酸に晒されている状態を示しています。(図1
白濁がよく見られる部位は歯の根元(歯頸部)で、歯磨きによるプラークコントロールが難しい部位でもあります。


歯の表面は、エナメル質という硬い結晶で覆われています。このエナメル質表面に歯垢プラーク)が付着すると、その中の虫歯菌が酸を放出することで歯の成分であるリン酸カルシウムがイオンとなって溶け出します(図2)。
歯垢の付着が一時的なものであれば、唾液に含まれるミネラル成分でエナメル質表面はすぐに修復(再石灰化)されるので白濁することはありません。しかし歯みがきが不適切で常に歯の表面に歯垢が付着していると、酸によってエナメル質が脱灰される度合いはより大きくなって結晶構造が粗造になり図2)、光を乱反射させて歯が白く濁って見えるようになります。

歯垢はバイオフィルムともいわれ、唾液の歯面への到達を遮断します。つまり歯垢の付着が長く続くと、唾液による再石灰化ができず酸による脱灰が優位になります。脱灰が続くと白濁部のエナメル質は、結晶構造が完全に崩壊して穴が開き、虫歯になってしまいます(図3)。ここまでくると残念ながら虫歯治療をしなければなりません。

白濁は虫歯になる一歩手前というサインです。歯科医院は虫歯になってから受診するのではなく、定期的に検診で受診し、歯みがき指導やフッ素塗布などで虫歯を予防していくのが理想的です。

歯の根元(歯頸部)にみられる白濁
図1 歯の根元(歯頸部)にみられる白濁
白濁は歯垢(プラーク)が常に付着する清掃不良部位に見られる

エナメル質脱灰のイラスト
図2 エナメル質脱灰のイラスト
歯垢(プラーク)からエナメル質に酸が放出されると、歯の成分であるリン酸カルシウムが溶け出し、結晶構造が粗造になっていく

白濁部が虫歯になったところ
図3 白濁部が虫歯になったところ(矢印)
歯みがきが改善されない場合は脱灰が大きくなって白濁部に穴が開き、虫歯になる

診療項目

山手通り歯科
住所
〒153-0051 東京都目黒区上目黒1-16-8 Yファームビル3F
アクセス
東急東横線、東京メトロ日比谷線の『中目黒駅正面口』改札を出て山手通りを左に進み徒歩2分

03-5768-5517
(完全予約制 / 当日診療は事前にお電話ください)

日・祝
09:30~13:00 × ×
14:30~20:00 × ×

※受付は診療終了時間の30分前まで

医院紹介・アクセス