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脂肪肝は歯周病と関係がある?

脂肪肝とは、その名の通り肝臓を構成する肝細胞に中性脂肪が蓄積した状態を指します。
「お酒をたくさん飲む人の病気」というイメージがありますが、近年はアルコールを飲まない人にも脂肪肝が増えています。そのうち約10〜20%の方は肝臓に炎症を起こし、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)へ進行するとされています。
NASHを放置すると、肝硬変や肝臓がんへ進展する例も報告されており、注意が必要です。
NASHの主な原因は、肥満・糖尿病・高脂血症・高血圧といった生活習慣病ですが、近年は歯周病との関連も注目されています。
研究では、NASH患者では歯周病の有病率が高いことや、歯周病菌の一種であるP. gingivalis(P.ギンギバリス)が関与している可能性が指摘されており、歯周病治療によって肝機能を改善される可能性が示唆されています。
さらに、脂肪肝と関連する歯科領域の疾患として睡眠時無呼吸症候群(SAS)があります。
SASでは夜間に低酸素状態が続くため、肝臓での脂肪酸の代謝が低下し、脂肪が蓄積しやすくなると考えられています。
